御由緒

一、由緒

芝大神宮は、伊勢神宮の御祭神、天照大御神(内宮)、豊受大神(外宮)の二柱を主祭神としてお祀りしています。御鎮座は遠く平安時代、寛弘二年(1005年)一条天皇の御代に創建された由緒あるお社です。

古くは、飯倉神明宮、芝神明宮と称され鎌倉時代においては、源頼朝公より篤い信仰の下、社地の寄贈を受け、江戸時代においては、徳川幕府の篤い保護の下に社頭はにぎわい大江戸の大産土神として関東一円の庶民信仰を集め、「関東のお伊勢さま」として数多くの人々の崇敬を戴きました。その当時の賑わいは、広重の錦絵に窺うことができます。

その後の当宮の社史をみますと、明治、大正、昭和初期の関東大震災、太平洋戦争の激動期においても、数多くの苦難にも耐えて氏子並びに崇敬者に支えられ現在の御社殿に至ります。

例祭 9月16日

二、御鎮座壱千年

平成十七年(2005年)九月十六日に、御鎮座一千年を迎えました。

今日では、この芝地域は、大江戸の下町から近代都市の形成により大東京のオフィス中心地へと変貌を遂げると共に、当宮も時代の先端を担う企業から御祈願が社頭、社外を通じて多くなりました。都心における神社として、良き日本の伝統の保持に努め、新しき時代に即応し邁進発展してまいります。

天照大御神・豊受大神
【天照大御神(日本の最貴神)の信仰】
アマは『天』、テラスは『照り輝きなさる』の意で、オオは『美称』、ミは『敬語』です。神名には『天にあって照り輝きなさる偉大な神』の意味があり、唯一の神として宇宙に照り輝く神徳・神威が示されています。
名称芝大神宮
旧称芝神明宮 飯倉神明宮
所在地東京都港区芝大門一丁目12番7号
主祭神天照皇大御神・豊受大御神
社格等准勅祭社 府社
創建寛弘2年9月16日(1005年10月21日)
例祭9月16日