太良太良だらだらまつり

開催期間

令和6年のだらだらまつりは
911〜21
9/15(日)敬老祭午前10:00
9/15(日)氏子各町
神輿連合渡御
午後02:00
9/16(月)例祭午前11:00

だらだら祭りとは?

芝大神宮の「だらだら祭り」は江戸東京を代表する秋祭りとして有名です。当宮の主祭神に伊勢神宮内宮、外宮の神である天照皇大御神・豊受大御神を祀っております。東京都心部の多くの神社の祭礼が夏祭りとして行われているのに対し、当宮のお祭りはあくまで秋祭りであり、五穀豊穣の神を祀る神社にふさわしいとも言えるでしょう。

 当宮のお祭りは長期間行われるのが特徴であり、例年九月十一日から二十一日の十一日間にもおよび、日本一長いお祭りであるとも言われてきました。だらだらと長い間、祭りが続くので「だらだら祭り」の俗称が生まれてきたわけです。

由来

江戸時代の慶長年間(十五九六〜十六十五)に伊勢参りが大流行し、多くの江戸っ子たちが伊勢神宮へ参詣を行うようになったが、伊勢はあまりに遠く、その参詣旅行には多くの費用を要したので、誰でも出来ることではありませんでした。そこで、その代替手段として伊勢の神を祀る芝神明への参詣が、盛んになされるようになりました。農民たちは主に秋の収穫期の頃に大神宮に参詣しましたが、神社側では極力多くの人々の参詣を受け入れるため、少しずつ祭礼期間を伸ばしていき、ついにそれが十一日間にも及ぶようになったようです。
 かつての祭りの名物は生姜市で初物の葉生姜が門前で売られるので「生姜祭り」とも呼ばれていました。初物の葉生姜を売る露店市は神社の創建当時、周辺が一面の生姜畑で、祭礼の時に地元産の生姜が売られるようになったのがその始まりであったと言われています。

御前生姜

芝大神宮の秋祭りは、全国から参詣者が集い、九月十一日から十一日間かけておこなわれることから「だらだら祭り」の名で親しまれています。御鎮座の際、神社周辺で多く作られていた生姜をまず神前にお供えし、秋祭りには生姜が供えられ、境内や参道でも盛んに売られたため、「生姜祭」とも呼ばれます。「生姜は穢悪を去り神明に通ず」といわれ、江戸時代には、神社の二町四方に生姜の山ができ、それが三日のうちに一茎も残らず売り尽くされたと伝えられています。古来薬用として重用され、毒消しの効果が知られる生姜は、病災を除き、諸厄を祓い神明と結びつくということから、長寿を願う縁起物として大いにもてはやされたようです。

 現在でも境内で撤下される御前生姜は、辛党にはこたえられない味。「火事と喧嘩は江戸の華」といわれ、歌舞伎『神明恵和合取組』で演じられる「め組の喧嘩」は、この境内で起きた実際の事件というが、芝の神明様の生姜のシャキッとした歯ごたえ、カッと熱くなる辛さを味わうと、江戸っ子の気性が偲ばれます。辛みを引き立てる同神宮自家製の甘い味噌とともに江戸情緒を楽しんでください。

衣服を増やす千木筥(ちぎばこ)

 当宮だけの名物に「千木筥」があります。現在では東京の郷土玩具として広く知られています。名の由来は藤づるで編んだ器に餅を盛った餅器を略して千木(神殿などの屋根の両端に交差した長い二本の木)の用材で作ったからとか諸説あります。祭礼では千木筥に季節の果物を盛って神前にお供えします。千木が千着に通ずるというので女性が衣服の増えるのを祈ってタンスに収める習慣もあります。最近では良縁の縁起物として知られるようになりました。

千木筥おまもり(土鈴)

この千木筥は当宮だけのもので、その歴史は古く九月の例祭、「だらだら祭り」でしかお頒けしていませんでした。当時、境内には千木筥を商う数多くの店が出ましたが、戦後の昭和二十年(十九四五年)以後には、神社で授与品としてお出ししております。現在では全国をはじめ、外国からお求めの方がふえてまいりました。衣類が増え、良縁に恵まれ、幸せな結婚が出来るという縁起物のお守りです。

過去のだらだらまつり

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令和六年太良太良だらだら

2024

令和五年太良太良だらだら

2023

令和元年太良太良だらだら

2019

平成30年太良太良だらだら

2018

宮大神輿 渡御の
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平成29年太良太良だらだら

2017

平成28年太良太良だらだら

2016

平成27年太良太良だらだら

2015

平成26年太良太良だらだら

2014

平成25年太良太良だらだら

2013